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ZOOMで大学同級生のクラス会を開催

私たちは大学歯学部を卒業して60年、歯科医を引退して20年前後の平均85歳の超高齢者。生存者約20名(28名卒業時)。2年前まで大阪でクラス会を開行き、14,5名参加。昨年はコロナで中止となり、仕事の関係でかじっていたZOOM会を提案、毎月開催、7日目にやっと9名が揃うも、その後、手術と難病で2名脱落。大体顔を見せ合うことができ、ここで各自の「わが人生○○」会へと。お節介と言えば、お節介なことを。

大学同級生唯一の女性歯科医が、5月23日ZOOM会で「私の歯科医人生」を話すことに。2か月前から、彼女から寄せられた数冊の本、メールのやり取りで得た資料をもとに、5枚のパーポイントを作成、これを見せながら、私がインタービユウ形式で進める予定。昨日午後、彼女と最後の予行演習を行う。
彼女は、大学卒業後、京大口腔外科大学院へ。8年後、自分の思いと異なることから、第二の歯科医人生へ、京都第一赤十字病院歯科科長として子供う蝕治療へ。昭和40年代歯科医不足と飽食時代到来で幼児のう蝕が多くて、いくら治療するも追いつかない、う蝕の洪水。どうすれば子供のう蝕を防げるか、関係者をあたるも妙案はなく、う蝕の環境リスクを求めてご主人(京大名誉教授、京大山岳会でK12登山隊隊長)に医学班として随行、カラコラムへ。
3か月3,000メートル前後の高地に滞在、風呂も、トイレもない歯科医もいないゴマ村で疫学調査。彼らは粉食を水でこねた食事の毎日、しかも砂漠地帯。ところがう蝕も歯周病もなく、しかもよく噛むため、親知らずが日本の3倍程度多い。要するにう蝕の原因一つは糖分であることを突き止め、帰国後、診療の傍らこれらの結果をまとめて、あらゆる手段での広報活動を。
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      歯磨きなどしなくても、きれいな歯並びで虫歯や歯周膿漏は全くなし
次いで今度は医学班の隊長としてネパールへ2か月、最後にヒマラヤの東東端中国雲南省へ、ここは食生活が一変、子供のう蝕が多発(当時の日本と同じ)。歯科診療をしながら、う蝕の環境因子を明らかにし、世に広め、う蝕発生防止活動に生涯を。
最近10年、2人でご苦労さんでした世界旅行を、北欧、中国、韓国台湾と
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もう一点、40年前、夫婦が独立し、お互いの仕事認め、尊敬した現代夫婦のパイオニアの一人でもある。同級生であっても、お互いの歯科医としての活動はよく知らい。そこで各自の人生を毎回、話してもらおうとの企画である。どこまで私の力で掘り起こせるか・・・・。

by rijityoo | 2021-05-04 09:31 | 活動予定(395 ) | Comments(0)