2022年 08月 06日
もう一つの壁、運営資金
私たちはフィル時代の作品をデジタル復元・保管し、ウェブサイト「NPO法人科学映像館」により世界に向かって配信を行って、共有化を図り、様々な実績を重ねてきた。一方でこれらの作品配信には費用が発生するのも事実です。フィルムのデジタル化は創設以来、デジタル復元に高度な技術と情熱をもって取り組んでいる東京光音でお世話になってきた。如何に劣化したフィルムも膜面が保持されていれば修復は可能である。
超劣化したフィルム・テープのデジタル復元への挑戦 半田手延べそうめんその費用も当館仕様で営利を度外視で出来高払いであったが、16㎜作品では、1本あたり10万円以上である。これ以外にデンタルサーバー、配信処理とウェブサイト(1,900ページ)管理等で年間、400万円前後が必要となる。
これまで各団体からの助成や多くの方からの寄付金をはじめ、歯科治療で役目を終えた撤去冠を集め再生する「TFMAプロジェクト」基金活動に多くの歯科医院の参加と協力があり、大きな財源となって、貴重なフィルム作品を蘇らせてきた。しかし決して十分な状況とは言えないのが現状である。最近、一種のクラウンドファンディング「タイアッププロモーション」 と「CANPAN決済サービス」に参加するも、残念ながら、まだその成果は見られていない。
そこでお願いです。お家に、撤去冠や役目を終えた貴金属類、メガネのフレーム、万年筆のペン先、ネクタイピン、カウスボタン、壊れたネックレスなどなどをご寄付頂ければありがたいです。小さいメガネのネジ一個も、貴重な財源に生まれかわります。貴重なフィルム作品を蘇らせ、共有化するとともに、未来遺産にしましょう。