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「よみがえる金色堂 」「 福島の原子力」など製作した日映科学映画製作所も昨年幕を下ろし、当館が管理

本邦初の女性監督演中村麟子を輩出し科学、教育、社会学の幅広いジャンルで数々の貴重な作品を生み出してきた日映科学映画製作所も昨年3月残念ながら活動の幕を下ろし、当館がその一切を管理することに。すでに70作品を配信しているが、いまだ300作品が未デジタル化でフィルムセンターに保管されている。


当館は今年の4月から、残された作品、1.「モダンシップ・ビルでイング」 2.「ヤマハオートバイ」など11作品をデジタル化・保管と配信を進めている(当ブログの先行配信で紹介)一作でもデジタル化と共有化を図りたい。。


記録映画の公開には、製作会社以外に企画会社の承諾が必要なこともあり、共有化までには大変。「ヤマハオートバイ」の場合、やまは発動機の承諾に2か月を要した。当館も企画会社の承諾が得られず、お蔵入りしている作品もあり、残念! 音楽、著書や絵画のように著作権問題がすっきりしてしていないのが原因であり、死蔵化を辿っている作品も多いのが残念である。


しかも、閉鎖時、管理を移管していない制作会社もあり、また企画会社もフィルムを保管していないことが多い。会社の創立記念のため、当館配信映画を利用されることもある。企画会社は担当者により、また会社の再編等により、さらに保管していると固定資産の対象になることから廃棄すこともあるらしい。


こういった貴重な作品をデジタル化(1作約10万円)・保管(レンタルサーバー代)のためには費用の問題、メタデータの整理等がある。皆様のご支援をお願いしたい。





by rijityoo | 2024-08-12 10:36 | 活動の蔵(1、208) | Comments(0)