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久米さんの科学映像便り

空間劇場のオープンから今日まで


 4月1日正式にオープンした科学映像館は、NPO法人も3日、正式に書類が受理されました。今後の仕事は、選定したフィルムの調達と一般会員のお願いでした。フィルムの搬出はそれぞれの事情があり、必ずしも順調ではありませんでした。2社のフィルムが東京光音にとどいたのが、4月10日前後で、やっとHD化の作業へと。平行して会員の募集を開始、2,3日後、払い込み先の確認などの電話を頂いた時、いよいよ本格的活動を実感しました。約30%以上の方からご入会のご返事を頂いた。金が必要な場合はまた送るよ、とのお手紙。入会希望者の紹介など。持つべきは友なり。約120名のご入会があり、応分の会費が届けられ、私たちに大変な力を与えてくれました。会員の皆さんに心からお礼申し上げます。

 東京光音の大車輪の作業で、生命誕生のHD化が連休前に知らされました。東京シネマ新社代表岡田さんの夜を徹しての作業で、HDカムからコピーしたDVDの静止像がSDレベルの写真とともに続々と転送されてきました。岡田さん、自社のSD作品も頑張っていてねの言葉にHD化の意味があったのかなと、一瞬不安がよぎることもありました。

 しかし、よくよく両者を比較してみると、タイトルバックの色は、くすんだ灰色が澄み切ったブルーへ、生々しい黄身の色、そして脳の表面に初めて見られた血管像。完全に甦った生命誕生を目にしたのです。5月1日、HDレベルとSDレベルの生命誕生を対比した写真とともに1Mビット/秒で配信を開始。記念すべき1日となりました。サーバーの解析では、生命誕生の配信開始日になんと123件の視聴回数があり、視聴時間は約2時間。5月1ヶ月間で473件の視聴回数、視聴時間は10時間を越えていました。HD化した生命誕生がいかに衝撃的であったかを物語っています。今日でもその視聴数は衰えることがありません。彼らが残した名作中の名作であり、現役であると言えるのでしょう。

空間劇場のオープンから今日まで_b0115553_11433156.jpg 連休が終えると、次のプログラムが待っていました。HD化作品を再生装置が完備しているホールで一般の人と一緒に観てみたいと。立地条件が悪く、またウィークデイにもかかわらず、遠くは茅ヶ崎から、そして深谷市の職員の参加もあり、感激の1日となりました。上映会を定期的に企画すればとのご意見もありましたが、もう少し基盤を固めてのことでしょう。当分は他のイベントと共催の形で上映し観てもらえばと考えています。
先日、第22回骨の健康づくりセミナーin札幌『参加者330名』で生命誕生を上映しましたが、大変好評でした。今後の普及活動の在り方かと思われます。

 私達はホームページに映画の配信とともに周辺情報を頻繁に掲載しています。科学映像館もネットの世界で評価され、同名のサイトも見られるようになりました。歓迎すべきこと思っています。先日もロビーにパンフを置かしてほしとの電話がありました。また京都市立美術館から出演者についての問合せ、奈良先端技術大学院大学から市民フォーラム使用できないか?また韓国で開かれるセミナーでの使用希望など、徐々に反響が感じられます。先週から企業への協賛の依頼と財団の検索を行っています。

 先日、朝日新聞の田辺編集委員と辻論説委員に東京光音にご足労頂き、HD化した生命誕生を観てもらいました。HD化作品の迫力に大変感心され、科学映像館についても十分理解して頂きました。

 東京光音では、あらゆるフィルムの再生とデジタル化に取り組んでおり、私的なもの意外に、古き時代を反映したあらゆるサイズのフィルムのデジタル化に大きな関心を持っています。また最近、35mm以外のフィルムをHD化できる新装置が稼動し始めたようです。
一度書斎に眠っているフィルムはないかと。探してみるのも楽しい夏休みになるかも。

 以上が今日までの科学映像館の歩みです。今後、日々の出来事を日記風と考えています。


  ではでは、お楽しみに・・・
by rijityoo | 2007-07-18 11:38 | Comments(0)

今なぜ、科学映像館か? その舞台裏を語ります。