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科学映像館は空間劇場 

 先日、HD化した科学映画の上映会をSKIPシテイ内のビジァルプラザで開催した。科学映像館は空間劇場 _b0115553_113251100.jpg ホールは最新鋭の設備、ゆったりとした座席で雰囲気最高。NHKのアーカイブスを始め、科学館など複合映像センターである。
しかし、埼玉県民で果たして何%の人がこのセンターを知っているのであろうか。これもばら撒き行政の一環でしょう。

 このシティも埼玉県と川口市がNHKに相乗りして出来たと聞く。ビジュアルプラザでは映像学習、映像体験学習、機材貸し出しなどなど新しいプログラムも組まれている。しかし、映像関係者でも訪れた人はいたって少ないらしい。足場が悪いのである。完成後に職員を採用、しかも丸投げとか。事務職員は行政から派遣で短期間の人が多く、入れ替わりも激しいと。最近よく耳にした社保庁とよく似ている。2年ほど前、東京にあった何とか未来館、10年で設備が古くなったので閉鎖したと伝えられた。その施設も赤字が原因のひとつとか。骨健で多数の施設を利用してきたが、手続きが煩雑で大柄、しかも事務員の多いこと。ある県の文化会館では、直接3回も会場へ出向かないといけなかった。メールやFAXで十分ではないか・・。もちろん親切な施設、親切な職員に触れ合えることもあるが・・・。何とかならないの。


 科学映像館も名称のせいか、これらの施設と同様に思われているらしい。名誉なこと(?)。「建物はどこですか?」とか、「ロビーにパンフを置かしてもらえないか?」との問い合わせ。私たちは科学映画を再生し、保存活用を目途に設立したもの。科学映像館は箱物ではなく、インターネットで科学映画を配信し、誰でもが、いつでも、どこでも観ることができ、活用できる空間劇場である。配信を始めてわずか3ヶ月、配信映画の視聴回数はすでに6,000件を越え、予想以上に活用されているのではと思っている。こう言った取り組みも今後の一方向ではと。勿論、私たちも予算が許せば高画質の再生機ぐらいはと考えている。しかし、まず一遍でも多くの作品のHD化と。
by rijityoo | 2007-08-03 10:46 | Comments(0)