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HD化で音学も甦る

 小林米作氏は科学映画を総合芸術ととらえ、生命科学の神秘に迫った映像にも美しさの表現を心がける。また音楽の表現をもとめて、当時の新進作曲家、黛 敏郎、武満 徹、間宮 芳生、一柳 慧の諸氏に作曲を委嘱、映像と音楽の癒合を図っている。ナレーションも城 達也氏との気配りである。

 今回のHD化は映像のみならず、一柳氏らによる音楽も見事に甦ったようである。小林健次氏によると、HD化した生命誕生の音楽では、弦を弾く音,ピチカート、が再現しているとのこと。巷のDVDがよくなかったのではと思い、東京光音に。やはり今回のHD化では、音の情報量も多いらしい。しかし、当時の録音システムには限度があり、甲高い音は致し方ないようである。
by rijityoo | 2007-08-24 11:04 | Comments(0)