2007年 11月 09日
「この雪の下に」に教育の在り方が
筆者が引かれたのは、この映画で描かれた学校教育。必見である。今日、ゆとり教育だ、詰め込みだと。内閣が代わるわる毎に、教育の基本方針がころころと変わる。これでは、生徒も先生も気の毒だ。経済社会とは異なるので、競争原理などを教育現場に持ち込まない方が。教育の評価には5年、10年を掛け、ゆっくりと。教育にも研究にもいい意味の無駄が大切なんですが。
ゆとり教育が原因で、本当に学力が落ちたのであろうか。定かでないが、2001前後に詰め込み教育からゆとり教育に変わったと、聞いたことがある。とすれば、学力が低下した生徒は、どちらの教育を受けていたのであろうか。
学級崩壊、不登校などは、はたして何が原因か? 戦後60年かけて崩壊してきた家庭、コミュニテイ、社会、教育、経済界など。また大人、とくに、政治家(?)、役人、会社員、先生、保護者などのモラルの低下。この社会で子供が、まともに育つわけがないと思うが、如何?
マスコミ受けするメンバーを揃えた教育再生会議などが、結論を急いでもこの国の教育は立ち直らないのではと、憂慮しているのは小生だけだろうか?教師、親と生徒たちが三位1体になって制作している数々の動物の剥製、骨の標本。マスと岩魚を掛け合わせた稚魚の飼育に目を輝かせている生徒たち。これが本来のゆとり教育であり、教育の原点がこの映画に垣間見られる。関係者は一度ご覧になれば。
追伸:68の車輪、1週間における視聴人数、953人;視聴回数、3,390回;視聴総時間、
183時間36分と、高い評価に感激。
68の車輪、作品自身が内容のある秀作であることは、間違いない。そのため共感が得 られたと思う。しかしその切っ掛けを作ってくれたのは、2ちゃんねるであり、 本当に感謝。筆者は2ちゃんねるに偏見なんて。とにかく興味 深い感動編の発掘と掲載依頼に全力を。今後も応援よろしく。