2007年 12月 23日
ドキュメンタル映画は誰のもの その2
この活動に共鳴される個人、団体も徐々に増加。新たに個人会員への申し込みをされる方、協賛企業、団体も。さらに山形国際映画祭主催者からDVD貸し出しの申し込み、大学、専門学校での利用など、活用面でも広がりがみられる。
また、各地の映画関係者から大変貴重な作品の紹介、提供の情報ももたらされ、手にするのが楽しみ。また科学映画に用いられているオリジナルサウンドを編集、残せないかとの申し込みも。予想以上に科学映像館の活動は短期間で認知、評価されているのではと。最近、(科学映画の歴史と今後)と題する修士論文をまとめていると、一前期大学院生からのメイル。その内容を大いに期待している。
しかし、まだまだインターネット配信に対する理解は、業界内では高くない。配信すると売れなくなるのではとか、上映会の参加者が少なくのではとかと心配される方も。インターネットー配信で映画をご覧の方と、DVDを購入される方は必ずしも一致しないと確信する。仮に100人の方がご覧になっても、グローバルの世界。
最近、インターネット配信作品のダウンロードを可能にするソフトが開発され、コピーの危険もあるらしい。そこで、制作者からのご希望で片隅に何らかのマーキングを行い、コピーを防げれば配信の承諾が得られそう。今週早速テストを。
とにかく倉庫に眠り、日の目を見たいと待っている貴重な映画。これはやはり観ていただくことが先決。配信には、宣伝効果もあり、制作者の販売にも繋がると、確信している。そして教育、研究、などで広く活用していただく機会を設けることは、映画関係者の責務であり、社会への貢献である。ここで一提案であるが、当映像館で配信している作品を科学博物館などで、訪問者に観ていただくのは如何でしょうか。65インチ程度のモニターで十分鑑賞できるのでと思いますが。さらにお互いにネット化し多くの方に見てもらえる努力も。
最後にお願いが。科学映像活動は、皆様のご協力で運営しているNPO法人。この活動に共鳴の方の経済面でのご援助を切にお願いしたい。一遍でもおおくの映画のHD化、一遍でも多くの映画を誰でもが、何所でも、何時でも、さらにいついつまでも観られるためにご協力を。