Rose チャンバーとは

　　細胞培養の映像撮影で、Rose　チャンバーがよく使われている。このチャンバーは、細胞の撮影に大変便利である。チャンバーの厚さが薄いので高倍率の撮影が可能。培養を中断することなく液の交換、または環流できることなどから、ヨネプロは好んでこのチャンバーを使用している。

　　Ｄｒ Rose　は、整形外科医を目ざしていたが、、第２次大戦後、小児麻痺を患い車椅子の生活に。その後、組織培養を用いて細胞の研究へ。その時編み出したのが、Roseのチャンバーである。微速度撮影で彼は、多数の新しい成果をえている。細胞内器官の映像、小胞体、ゴルジ体の映像などの撮影を。１９６０年代後半の３年間彼の元で学ぶ機会を得た。帰国後、このチャンバーが縁で小林さんと骨の映画撮影を行うことに。