2008年 12月 07日
裁判員制度、日本では如何でしょうか?
来年5月から裁判員制度が始まるとか。昨晩のNHKスペシャルで、恥ずかしい話であるが、その実態を初めて垣間見る。導入の目的として、(1)裁判の敏速化と(2)司法に民意の反映との説明。
(1)敏速化では、事前協議(?)を行い、3日間の1次裁判で判決をとのこと。現状の裁判にも、事前協議を導入すればよいのでは?弁護士側から、現状では、検事と裁判官の馴れ合いが多いとの説明も。これも現状の制度でも改善出来るのではと思う。何とも情けない。
メンバー構成は、裁判官3名と裁判員6名。昨晩の参加者は、死刑の判決に、荷が重いとの意見が大半。明々白々の裁判では、一般人が、加わらなくても裁判官で充分ではないか?3年後修正すればとの関係者の意見もでたが、その間、死刑が確定するケイスもあるのでは?との疑問。命は取り返せない、もっと命は大切に。要は今までの裁判を少し、効率化すれば、なんとかなりそう。本日訪れた蕎麦屋の御主人、我々は、店じまいにつながるとも。
昨日の模擬裁判の裁判員、裁判中も、終了した後も、常に判決についてこれでよかったのかと、思い悩んでいるとの感想。最初から死刑とか、無期懲役といったものでなく、軽い犯罪の裁判から始めるてはの意見も。
(2)民意の反映では、守秘義務もあり、どれだけ民意が裁判制度全般に反映されるのだろうか?出席者の6割は出来れば参加したくない。これが多くの人の本音か?この不況の時代、その保障は?
企画者、最高裁関係者、弁護士などの代表者の説明は意味不明なことが多い感じ。大半の市民は裁判員制度は理解されていないと、思うが如何?最近すべてありきが、先行しすぎのでは?今回も裁判員の通知がこなくてよかったが、皆さんの思いであろう。
もう少し告知を充分の上、導入しては如何の発現に最大の拍手とは。NHKの番組進行も、今となっては仕方ないのかも知れないが、少し偏りを感じる。新聞報道では、裁判制度について映画が制作されたと。しかし、この映画、誰も観たことがないとの話も。この国は、本当に無駄が多い。