久米さんの科学映像便り
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プロフィール
科学映像館理事長の久米さん。映像遺産を守り、生かすための日々!
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第23回骨の健康づくりセミナーで生命誕生など上映


10月6日の午後、浦安市市民会館で上記セミナーが開催。好天気、3連休の初日でもあり、参加者は少ないのではと。しかし、浦安市、朝日新聞千葉県版マリオン、および関係者のご協力により、予想以上、52名の参加者が。詳細は骨の健康づくり委員会のHPで。

江澤先生の講演前、生命誕生とマリンスノーの2編を上映。参加者は50歳以上で9割が女性。全員観た事ないとのご返事。寂しい限り。前回の札幌セミナーの参加者を加えると、300数十人の方が全く観たことがないとのこと。私たちの普及活動が求められていることを痛感。

一方、5月以来、主として生命科学映画44編を配信しているが、次第に視聴者も増加、約1,200人の方が、延べ100時間弱にわたり、映画を観ている。配信映画についての問い合わせも、予想以上に。例えば生物の授業に使いたいが、ダウンロードは可能かとの東洋大学からの問い合わせなど。そして入会の申し込みもいただく。

数大学で、学部学生の授業、大学院生と留学生のセミナーなどに使用とのこと。さらに研究会、学会、さらにグラントのヒアリングで使用したとのことなども耳に入っている。また、今月、日本テレビの医療ルネッサンスとTBSの健康番組担当者から取材、資料の提供も。科学映像館の活動が、徐々に評価、期待されているようである。
# by rijityoo | 2007-10-07 17:29 | Comments(0)
配信映画をジャンル別に

 これまで科学映画、特に生命科学に関する映画を中心に配信してきた。現在、配信中の映画も40編を越え、視聴者は作品選びに不便を感じておられるようである。そこで従来の制作会社のリスト(本日から衣替え)以外に、作品のジャンル別区分も加えたい。例えば、(生物系)、(非生物系)、(その他)に。

 科学映像館であり、科学映画中心の基本方針に変わりはない。しかし、科学映画以外にも、素晴らしいドキュメンタル映画に接することがあり、また視聴傾向から、その配信希望もみられる。そこで今後、配信映画のジャンルを広げ、生活に密着した文化的映画の配信もと考えている。今回のリストでは、これらの映画は、(その他)の項目で配信予定である。
# by rijityoo | 2007-10-05 11:07 | Comments(0)
東京光音、DIMEに
 元祖仕事術の山根一眞氏が、「スーパー書斎の遊戯術」と題する記事をDIMEに連載している。10月2日号で、彼が取り上げたのは、株式会社東京光音。現在、絶滅期を迎えている、古い映画フィルムのハイビジョン化に取り組んでいる会社である。この前身は、テレビ会社のニュ-ス、ドラマなどのフィルムの現像を扱ってきた,超プロフェショナルな会社であったと聞く。しかし、フィルムからビデオの時代となり、会社の仕事も古い記録映画フィルムの補修、復元、ハイビジョンのデジタル化(HD化)に取り組む大変ユニークで、貴重な会社に。

 科学映画館は科学映画の活用と保存を目途に、今春、創設された。この活動に賛同、協力してくれたのが,東京光音(東京シネマ新社代表の岡田一男氏の紹介)である。彼らの誠実で前向きな対応で、すでに7編のHD化が終わり、インターネットで配信、好評をえている。科学映像館の活動は、東京光音なくしてあり得なかったと思う。今回の取材で、東京光音がHD化した映像、生命誕生が紹介されている。今まで観ることが出来なかった、血管像が見事に甦っている。

 松本一正所長をリーダーとするこのプロ集団が、デジタル時代の経済優先社会で、採算の合わない仕事に何故ここまで取り組めるのか。ここ数ヶ月間で感じたこと。まず彼らは映像好き人間のプロ集団である。また映像の再生、保存に使命感を持った集まりであろうと。松本所長自身、古いフィルム追いかけ、日本全国を飛び回り、自分の目で確かめハイビジョン化へ、との毎日。また毎年、彼は郷里の東北地方海岸で、キャンプを張りながら雑念を離れた釣り三昧の一週間。映像の保存への使命感と釣りで過ごす1週間が、彼の活力源ではないかと。そしてこの気持ちが、グループの人たちを引き込み、スーパープロ集団へと。

 本格的なフィルムだけでなく、8ミリ映画のフィルムも公共性には欠けるが、関係者にとってはとてつもないお宝である。実はこの夏、昭和30年代後半の結婚式のフィルムを探し出し、デジタル化してもらった。私たち家族にとってはかけがいのない映像が再現。この映像は必ず次世代へ引きつがれると思う。東京光音の取り組みは、必ず評価され、脚光を浴びること間違いない。(なお電話でのお問い合わせは03-3261-6510まで。)
# by rijityoo | 2007-10-03 11:33 | Comments(0)
科学映画制作の舞台裏
 今回は映画制作の最終の仕事、ナレイションについてのお話を。小林さんは科学映画を総合芸術と考え、映像ばかりでなく音学、ナレイションにも気を使われた。音楽では、新進作曲家であった武満 徹、一柳 慧氏らに映画にマッチした作曲を依頼。またナレイターとしては、城 達也、小林 恭次らがしばしば担当している。筆者が拘わった彼等による録音の様子を。

 監修、企画者などと、映像と脚本の調整を終えた後、最終録音に。ナレイターは、スタジオ入りするや、あらかじめ目をとうした脚本の疑問点、映画の内容、専門用語などについて質問、検討後、画像を見ながらの下読みが。ここで始めて本番へ。映像単位でナレイションを収録。その間、ナレイションと映像の微妙な調整が、繰り返し,繰り返し行われる。10数分の科学映画でも、4時間、時には6時間、ぴんーと張り詰めた緊張下での収録が。小林さんの脚本は、ひかえめで、押し付けがましくないこと。時に、十分理解できないことも。しかし、これは、それぞれの人が、それぞれの立場で自然のままに自由に、観てもらいとの考えからである。

 美しく穏やかな音楽にのせて世界各地を紹介する『ジェットスツリーム』は、城達也氏の代表的な番組。一般的には知られていないが、小林作品で最も多くのナレイションを担当された声優が、城氏であった。その数は数十編と思われる。OSTEOCYTEでは、城氏の美しく心安らぐ声でナレイションが、さすがだなと。しかしこれが、科学映画ナレイターとして最後の仕事となった。半年後がんで亡くなられたのである。享年64歳、残念の極みである。

 また科学映画のナレイションを初めて試みてくれたのが、戸田恵子さん。アンパンマンの吹き替えで有名であった彼女が、テレビ界に進出1ヶ月前の収録。スタジオ入り直後、彼女は朗読調から語り調まで数タイプの見本を。語り調でお願いしたのが、破骨細胞分離の映画である。録音中、彼女は服のすれる微かな音を察知、上着を着替えての録音。さすが感性豊かな声優さんだなと。その後、彼女は一躍有名となった。彼女による科学映画のナレイションは2度とないことかも。科学映画でも、ナレイターの果たす役割は大変大きい。個性豊かな声優が全力で挑んでいるナレイションも、お楽しみいただきたい。
# by rijityoo | 2007-10-01 09:40 | Comments(0)
開館、半年
       科学映像館の開館、半年

 4月に開設以来,今月末で6ヶ月の節目を迎える。全く新しいことが多く、試行錯誤の半年で,
関係者に多々迷惑を。大沼,岡田両氏と東京光音のご協力により、科学映画のハイビジョンによるデジタル化(HD化)も、すでに7編を完了、配信中。さらに2編の作業に入っており、今年中には何とか10編はと考えている。HD化作品以外に、ハイビジョン撮影の映画2編とSD化作品32編を配信。これまでに1,238人の方が、延べ91時間も観ていただいた。科学映画に予想以上の関心を示されたことに驚いている。今後、さらに多くの作品を配信し、皆様のご期待に沿いたいと思っている。なおその間、本会の活動へのご理解、ご協力頂いた方に心から感謝。

 今後の活動予定として、皆様のご関心を参考に順次HD化と英語版の配信も。また巷のDVDはまちまちで、配信中のSD化作品でも原版を再現していないものも。そこでSD化作品のリメイクとSD化作品の履歴、すなわち原版からDVDまでの作業過程をファイルに加えたいと考えている。参考にしていただきたい。さらに各地で上映会を企画、多くの人に科学映画を観てもらいたいと。
# by rijityoo | 2007-09-28 11:16 | Comments(2)