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秘蔵8mmのDVD化

 6月の末、第22回骨の健康づくりセミナーのため札幌へ。同行の雪印の小林氏が、6月25付け朝日新聞朝刊を会場に持参。秘蔵8mmをDVD化し、全国規模でお互いに楽しんでいるグループ活動の記事を。対象は異なるが、科学映像館の活動に通じるものとして興味深く目を通した。

 帰宅後、HD化でお世話になっている東京光音に連絡したところ、彼らの8mmも最終的には当社に持ち込まれると。そこで私が40数年に撮った8mmのDVD化をお願いすることとした。しかし、物置から探し当てた2本の8mmは、編集のテープは剥がれ、バラバラ、ヨレヨレでセビア色。たぶん40年間、見ることもなく物置に。

 40数年ぶりに甦ったDVD。DVDは当時の雰囲気を見事に伝えてくれる。映像とは本当にすばらしい。当事者にとって音声は不要。映像は無限のメッセイジを与えてくれる。当時のよき時代の田園風景、朴訥とした人たち、美しかった日本が。皆さんの周辺にも必ずお宝映像が物置に眠っていると思う。これらは単に当時を振り返りことだけでない。失われた20年間の日本経済と政治家はよく言う。しかし、失われたのは経済だけでない。もっと大切なものが失われたのでは。これらの映像にドラマ以上の説得性が。

 さて科学映像館では科学映画の配信を始めて丁度100日。活動は予定以上に進行していると思う。
7編のHD化作品と23編のSD化作品を配信中。ジャンルは異なるが、どれも年単位の時間をかけた力作揃い。視聴者のご期待に答えられていると思う。この間、フィルムを提供いただいた東京シネマ新社の岡田氏とヨネプロダクション大沼氏に心から感謝する。また東京光音みの電子産業の真摯な対応に感謝、感謝。そしてこの活動を支えてくれた2人の篤志家と一般会員のご支援に心から感謝する。
# by rijityoo | 2007-08-10 09:40 | Comments(0)

 親族にDJ/トラックメーカーが誕生し、びっくりしている。医者一家の3代目、家族はやはり医学部にと。
大阪の名門中学に入学、一安心。とこらが、本人はどうしても音楽の道にとの希望。一家あげての反対も本人には届かず、祖父が他界した後、とうとうボストンに留学。足掛け8年のアメリカ生活、ラップ音楽の世界で頭角を。2年前、東京に活動の場を移し、今まで共にしてきた外国人からも、会社からも独立。本格的な活動を開始。ちなみに彼の名前はSHIN―SKI。最近、リリースしたDVDは1.2万枚とこの世界では大変なことらしい。世界に羽ばたくDJ/トラックメーカーで、2006年のベストトラックと紹介されている。

 子供の才能を見出し、育てることの難しさ。教育問題は総論も大切、しかし各論がもっと大切かも。子供の意見を尊重してとか、好きなことをやらせるとか、よく耳にするが、本当に難しい。SHIN-SKIはうまく育った例かもしれないが、実は会うたびに親たちの意向も汲みいれ、説得に当たったことを大いに反省。

 科学映画製作の若い人たちと話し合ったことがある。長期間、徹夜の撮影。しかも給料も決して高くない。もっと恵まれた環境で制作したらとの問いかけに。環境がよく、給料がよくても、与えられた仕事はしたくない、好きだかこの仕事をと。ここに教育の答えがあるのかもしれない。
# by rijityoo | 2007-08-08 09:38 | Comments(0)

HDカムの保存は・・

 科学映像館では、1960年前後に制作された科学映画の名作をHD化し、活用、保存しようと活動を開始した。HD化により高画質の状態で相当な期間保存でき、しかも今後の再生システムにも対応できるとのこと。したがって、フィルム提供者との申し合わせでも、原版から収録したHDカムは、科学映像館の事務室に保存することが妥当との合意。

HDカムの保存は・・_b0115553_10272034.jpg 
 ところが、HDカムは保存条件に大きく左右されることが明らかに。夏場の事務室は、35度を超えることもあり、また湿度も問題である。恒温「20度」、恒湿(50%)の設備を備えた東京光音にお願いすることにした。HDカムの使用を考えても最も妥当ではないかと。HDカムコピーの保存は、今後の検討課題である。


 以上の話はプロでは当たり前のこと。しかし、プロダクションでも、ネガ原版以外の保存については、意外と鈍感らしい。ポジフィルムを始め、ビデオ、DVDの保存に気を使っている関係者は以外に少ない。版権が企画した会社に帰属している場合、 VHSなどからDVDをコピーしていることもある。出来の悪いDVDをよく見かけることがあり、科学映像館で配信中のDVDにもクレームが入る。今後、履歴の明確なDVDと交換したいと考えている。版権には権利と義務があると思う。英知を集め、多額の費用をかけた作品。関係者は作品をもっと、もっと大切に考えいただきたい。そして保管が負担の場合は、社会に還元する道のあることも。
# by rijityoo | 2007-08-06 09:52 | Comments(0)

科学映像館は空間劇場 

 先日、HD化した科学映画の上映会をSKIPシテイ内のビジァルプラザで開催した。科学映像館は空間劇場 _b0115553_113251100.jpg ホールは最新鋭の設備、ゆったりとした座席で雰囲気最高。NHKのアーカイブスを始め、科学館など複合映像センターである。
しかし、埼玉県民で果たして何%の人がこのセンターを知っているのであろうか。これもばら撒き行政の一環でしょう。

 このシティも埼玉県と川口市がNHKに相乗りして出来たと聞く。ビジュアルプラザでは映像学習、映像体験学習、機材貸し出しなどなど新しいプログラムも組まれている。しかし、映像関係者でも訪れた人はいたって少ないらしい。足場が悪いのである。完成後に職員を採用、しかも丸投げとか。事務職員は行政から派遣で短期間の人が多く、入れ替わりも激しいと。最近よく耳にした社保庁とよく似ている。2年ほど前、東京にあった何とか未来館、10年で設備が古くなったので閉鎖したと伝えられた。その施設も赤字が原因のひとつとか。骨健で多数の施設を利用してきたが、手続きが煩雑で大柄、しかも事務員の多いこと。ある県の文化会館では、直接3回も会場へ出向かないといけなかった。メールやFAXで十分ではないか・・。もちろん親切な施設、親切な職員に触れ合えることもあるが・・・。何とかならないの。


 科学映像館も名称のせいか、これらの施設と同様に思われているらしい。名誉なこと(?)。「建物はどこですか?」とか、「ロビーにパンフを置かしてもらえないか?」との問い合わせ。私たちは科学映画を再生し、保存活用を目途に設立したもの。科学映像館は箱物ではなく、インターネットで科学映画を配信し、誰でもが、いつでも、どこでも観ることができ、活用できる空間劇場である。配信を始めてわずか3ヶ月、配信映画の視聴回数はすでに6,000件を越え、予想以上に活用されているのではと思っている。こう言った取り組みも今後の一方向ではと。勿論、私たちも予算が許せば高画質の再生機ぐらいはと考えている。しかし、まず一遍でも多くの作品のHD化と。
# by rijityoo | 2007-08-03 10:46 | Comments(0)

DVDと言えば・・

 骨の健康づくり委員会では4年前、セミナーの講演内容をDVD化し、参加者に差し上げようと考えたことがあった。当時ビデオでないと、見えない人もいるのではと。またこの前後に動画配信の企画も持ち上がり、DVD化の企画は保留に。

DVDと言えば・・_b0115553_1148425.jpg 時の流れはまことに早い。この3月、孫の通っていた小学校(生徒数、35名)が閉校となった。記念のDVDを制作しようと。最初、世話人はビデオかDVDで迷ったらしい。ところが、ビデオの希望者は全くなかったとのこと。ビデオプレイヤーは1万円以下でもあり、普及率は60%を越えているとか。しかもDVDはビデオに比べ、コピー代も半額。利便性に富み、保存も楽である。骨健でも、予算が許せばDVDの制作を再考したいと考えている。

 ところが、いまだに学校の図書館、病院の待合室などでビデオをよく見かける。先日も、ヤンキー先生が
子供の躾けに関するビデオを制作したが、参議院選のため、使用が出来なくなったとのこと。
何でいまだにビデオ。
# by rijityoo | 2007-08-01 09:58 | Comments(0)